2008年11月アーカイブ

12月11日にmixiがパートナー向けにmixi platformを開放し、mixiアプリを提供するらしい。
これまでもmixi OpenIDの提供は行われていたが、今回の発表が実現すれば、それとは桁違いに大きな変化が起こる。

海外ではMySpace, facebook, hi5など多くのSNSがOpen Platformとなっており、サードパーティが多くのアプリをリリースしている。
RockYouはそういったアプリで圧倒的な会員数を誇っているために注目を浴びている。

Web業界では"ウィジェット","外部アプリ"が次の注目ワードになるかもしれない。

そのキーワードが世間に知られる頃には、ウィジェット戦争に勝利した新たな有名ベンチャーが誕生していることだろう。


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IVS(11/13-14)の続き。

どのセッションか忘れてしまったが、アメリカでMyspace, Facebookが流行っている中、
日本ではmixi、韓国ではCyworldが流行っている様子などをみると、
サービスで世界進出する場合は単にローカライズするのではなく、
現地のパートナーとタッグを組んでその文化に合わせた展開をすべき、という意見があった。(たぶん、MahaloのJason Calacanisの言葉)

そこで、聴衆から、
「インターネットはコピーの風習があるのに、なぜわざわざパートナーシップを組む必要があるのか。」
という質問が飛んだところ、

Jason Calacanisは、
「コピーしただけでは、その裏にある本質を理解できないし、サービスのノウハウが少ないから。」
と答えた。

本質が理解できないというのはまだいまいち腑に落ちないが、ノウハウがないというのは納得できる。
すでに企画、開発、運営してきたノウハウを収受(または提供)できることは大きい。

事例で出ていたのは、Yahoo! Answerだが、これはもともと韓国のサービスを模倣したらしい。
このサービスはとても大きなサービスになったけど、元サービスの提携していれば、もっと早く大きくすることができただろう、と語っていた。


でも、問題がある。(ここでは世界へ展開していく側の話)

どうやってパートナーを見つけるか、だ。

現地に相当なコネクションがない限り、見つかるまでに時間がかかるだろうし、
その後こちらの考えを伝えきるのにも時間がかかると思う。

パートナーを探す時間と現地の他法人がサービスを軌道に乗せるまでの時間の天秤だろうか。
そう考えると、現地の他法人がコピーしてしまった方が早いと思う。
ある程度インフラが整った地域であれば、最新のIT事情なんてすぐに手に入る。

あと、世界展開する前にどこかの地域向けに流行らせるケースが多いので、
そこに注力している間に他地域でもそのコピーが充満する可能性は高い。
事実、Myspace, Facebookが日本進出したのは、mixi,GREEの登場以後だ。

ということで、メディア・サービスを日本で流行らせてから、世界展開しようとするのは難しいというのが今日の結論。(「日本で流行らせてから・・・」というのがミソ)

それとは逆に、技術というものはそういうことがし易いと思う。
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11/13-14に宮崎で開催されたInfinity Ventures Summit 2008 fall に参加してきた。

国内、海外含め、名立たるITベンチャーの役員クラスが勢ぞろいするイベントに参加でき、とても貴重な経験になった。


さて、今回のイベントを通じて感じたことは何回かに渡って書こうと思う。
今日は一番最初のスペシャルセッションで登壇したMahaloのCEO、Jason Calacanisから学んだこと。


Jasonは何度も起業経験があり、TechCrunch50というアメリカをはじめ世界の新興企業から選ばれた50社がプレゼンをできる有名なイベントの主催もしている。(JasonがCEOを務めるMahaloが注目されていることは言うまでもない)

そんなJasonだけあって、迫力があり、話にとても説得力があった。
トピックごとにまとめる。


・起業すること

起業というチャレンジをすることには大きな意味がある。
思いついたことは何事もやってみればいい。
それが失敗だったら、そこからなにかを学べばいいんだ。

・アジアのITについて

従来はアメリカからイノベーションが生まれていたが、今はそうではない。
イスラエル、韓国、日本はイノベーティブな国として注目している。
Yahoo! Answersは韓国から生まれたものであり、そういった形でアメリカ以外からアイデアが生まれている現状を見つめる必要がある。

・ITベンチャーの海外進出について

アメリカで流行っているSNSはMySpaceやFacebookだが、日本、韓国ではそれらはあまり知られておらず、mixi、Cyworldがそれぞれ流行っている。
そういった現状を踏まえると、海外進出をする際は自社商品(サービス)ノウハウを現地パートナーに提供し、共同で事業展開することが望ましい。

・最近の不景気について

世界経済は間違いなく悪化している。
そしてこれは今後数年の間、さらに深刻になるだろう。
大企業は大規模なレイオフを行う。
また、プロジェクトの予算を削ることで、その下に位置する中小ベンチャー企業たちは苦しい状況に追い込まれる。
おそらく今後2,3年で50%近くのベンチャー企業が倒産するだろう。

・不景気の中で経営者は何をすべきか?

状況が苦しいことは確かなので、困難であることは認識しなければならない。
まずはセコイアキャピタルが投資先企業に送ったメッセージにあるように、コスト削減をする必要がある。
影響を実感できないとしても、今気づくことが重要である。
すぐにコスト削減できた企業は、ゆっくりと成長し、大きくなれる可能性が高くなる。
逆にこの状況に気づかないためにコスト削減できなかった企業はそのうちなくなるだろう。

・この状況はベンチャー企業にとって不利か?

スタートアップ企業にとっては有利かもしれない。
コストが少ないため、この状況でも開発に専念できる。
あまり一気に成長しようとは考えずに、2,3年は商品(サービス)の質を向上させるよう努めるべきだ。
これまでのベンチャービジネスは短距離走だったが、これからは長距離走(マラソン)だ。

・悲観的になりすぎるな

経済状況を把握することは必要だが、あまり悲観的になってはいけない。
こういう状況では株価も経済指標も下がる一方だが、それを気にしすぎると事業に集中できなくなる。
今すべきことは経済を悲観視することではなく、商品(サービス)の質を高めることだ。


そして、本物のベンチャーはこういう市場環境からこそ生まれる。

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