さて、最終回の今日は「受託開発の営業」について書いてみます。
営業はまだまだ素人同然ですので、ほぼほぼ体験談を語るだけになってしまいそうなのですが、
弊社が受託開発のお仕事をいただく方は以下のとおりです。
(1)もともとの知り合い
(2)交流会などで知り合った方
(3)(1)(2)から紹介してもらった方
(1)もともとの知り合い
要は起業前から知り合いだった方から仕事をいただくケースのことです。
弊社の場合、私が大学2年の頃に知り合った社長さんから仕事をいただいています。
あとは、起業前に働いていた企業からも仕事をいただいています。
これは私に限らず、多くの方が創業当初に仕事を請け負うパターンではないでしょうか?
特に社会人になってから起業した方はこういうことが多いようです。
学生の場合、企業での就業経験があまりないので、このケースは稀です。
初めてのお客さんを見つけるまでに苦労される方が多いので、創業直後に知り合いから仕事をもらい、それを運転資金にすることで経営がかなり楽になります。
(2)交流会などで知り合った方
ビジネス系交流会には多くのものがあります。
私が参加したことのある交流会を以下に挙げます。
・異業種交流会
・経営者交流会
・社長交流会
・ベンチャー起業家交流会
よく、「異業種交流会は行っても意味がない。。。」という話を多くの方から聞いていました。
とはいえ、"百聞は一見に如かず"ということで今年6月に初めて異業種交流会に参加しました。
(というか本格的に営業活動しないとまずいと思い、参加しました)
始めはなにをすればいいのかイマイチわからなかったものの、徐々に交流会での名刺交換にも慣れ、最近では何名もの交流会で知り合った方と仕事をさせていただいたり、仕事以外でもお世話になっています。
交流会に意味があるかないか、それはその人の振る舞い次第かと思います。
(3)(1)(2)から紹介してもらった方
(1)(2)いずれの場合でも、必ずしもその方と自分たちがビジネス関係になれるとは限りません。
弊社では、Webシステム開発を行っていますが、必ずしもすべての企業がWebシステムを必要としているわけではないからです。
そんな場合でもどうにかして自分たちの存在を記憶に留めておいてもらえれば、いつかクライアントを紹介していただけることがあります。
このパターンは意外と多いです。
ただ弊社を例にとれば、知り合いが知っているシステム開発会社は複数あるはずです。
そんな中でも、なにかあった時に弊社に声をかけてもらえるよう努力することが必要です。
これは私の今後の課題でもあります。
ここまで、
(1)もともとの知り合い
(2)交流会などで知り合った方
(3)(1)(2)から紹介してもらった方
の3つのケースを紹介しました。
もともとの知り合いが多い方や知り合いがよほどすごい人脈を持っている方でない限り、(2)が必要になってくると思います。
今回は交流会を例に挙げましたが、セミナー、イベントなども(2)に含まれます。
あとは、テレアポも考えられます。
なにか商品を持っているわけではないのでアプローチが難しいですが、そこはテレアポ術次第でどうにかなるのではないでしょうか?
(受託開発をテレアポでゲットしたことがある方連絡くださいw)
以上、今回は「受託開発の営業」についてでした。
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学生起業家から見た受託開発(3)
学生起業家から見た受託開発(2)
さて、第2回のテーマは、「受託開発の契約形態」です。
僕が知ってる中では、受託開発の契約形態は以下の3つです。
①サイト、機能ごとに見積り(契約)
②期間契約モデル
③レベニューシェア(Revenue Share)
①サイト、機能ごとに見積り
これが最も一般的な契約形態だと思います。
例えば、決済が代引きのみのECがあるとします。
このサイトにクレジットカード決済、銀行振込決済を導入するよう依頼された場合、
クレジットカード決済対応 〇〇万円
銀行振込決済対応 ××万円
合計 △△万円
といった具合に見積ります。
さて、この際の「〇〇万円」をどう算出するかが問題になってくるわけですが、一般的には、
(人日単価[万円])×(工数[日])=〇〇万円
というように算出します。
ちなみに、
人日単価とは1人の人間が1日(8時間)働いてもらえるお金、のことです。
この単価は会社によっても、人によっても違うでしょうから、各自適正と思われる金額を設定すれば良いと思います。
よく、「御社は人月いくら?」と聞かれますが、
このときの人月は人日から拡張して、1人の人間が1ヶ月働いてもらえるお金のことです。
休日は除くので、1ヶ月=20日として計算するのが普通です。
②期間契約モデル
これは事前に「1ヶ月〇〇万円払うから××時間はちゃんと働いてね。」と契約するものです。
1ヶ月丸々そのプロジェクトにコミットするのであれば、先ほどの人月を使うことになります。
ただ長期間に渡って少しずつ開発を進めていくプロジェクトでしたら、「人月の半分だけ支払うから毎月10人日は働いてね。」というようなこともできます。
①の場合、納品後にまとめてお金が入ってくるのに対して、
②の場合、毎月少しずつお金が入ってくるといった違いが見られます。
また②の場合、発注者はその期間において受注側を拘束しているわけですから、仮にいますぐ頼みたい仕事がなくてもお金を払う義務が生じてきます。
③レベニューシェア(Revenue Share)
納品時にはお金を支払わず、その成果物による収入を分配する契約形態です。
例えば、ECを開発し、レベニューシェアで毎月売上の1割をもらう契約になっていたとします。
とある月の売上が100万円であれば、
100(万円)×0.1=10(万円)をもらうことができるわけです。
僕らのようなベンチャーの場合、先方も駆け出しのベンチャーであるケースが多いので、レベニューシェアを持ちかけられることがよくあります。
①②の場合、受託側が事業計画に口を挟む必要はありませんが、③の場合は事業がうまくいかないと売上が立たないので口を挟む必要があるのは言うまでもありません。
といったようにいくつか契約形態が見られますが、特にベンチャー企業の場合はキャッシュフローを考慮に入れて契約を結ぶことが非常に重要です。
以上、今回は「受託開発の契約形態」でした。
学生起業家から見た受託開発(1)
会社を設立してもうすぐ半年。
たった半年ですが、その中で受託開発について学んだことを3回くらいに分けて書いてみます。
第1回の今日は「受託開発の必要性」。
受託開発を行う会社は次の2つに分類できるでしょう。
①事業目的が受託開発の会社
②自社サービスで収益を出すまで受託開発をする会社
ちなみに僕らは②です。
というか多くの会社は②のつもりでスタートしているはずです。
ただ、
・受託が忙しくなって自社サービスに手が回らない
・自社サービスを出したものの、まったく収益が上がらない
などの理由から多くの会社が実質①になってしまっているのではないでしょうか?
また、受託である程度のお金が入ってくるとそれに満足してしまい、
①に移行していくケースもあるようです。
そうならないために、自社サービスでチャレンジするという意識を持ち続け、それを実戦していかなければなりません。
さらに、②の場合に関しても受託開発でも2つのケースが考えられます。
・自社サービスと受託開発を同時並行で進める
・まずは受託開発、その後自社サービスに力を注ぐ
さてさて、僕らはいま前者で動いています。
要はなるべく早くリリースしたい製品・サービスがある、けれども受託開発しないと会社が潰れてしまうという、状態です。
ただ前者になったのは最近のことで、少し前までは後者でした。
そのときは特にこれといって今すぐ勝負したい製品・サービスがないから、そういうアイデアが出てくるまでは受託開発でお金を貯めておこう、という状態でした。
いますぐ勝負したい製品・サービスがあるなら前者、
いますぐ勝負したい製品・サービスがないなら後者。
というのが自論です。
前者であれば、
・自社の固定費はいくらか?
・最低限どれだけ利益を上げればいいのか?
などをまずは考え、それを日々実戦していくことが大切だと思います。
この場合、受託開発での売上をどんどん伸ばしていくことは良いこととは言えないでしょう。
後者であれば、
とにかく受託で稼ぐことを考える必要があると思います。
いつか勝負したい製品・サービスを思いついたときに、受託しなくても勝負できるくらいのお金が貯まっていれば勝率も高まることでしょう。
さて、前者の場合、学生起業の強みが出てきます。
それは、「人件費が安い」ということ。
人件費が安いということは、最低限必要な費用(≒固定費)も低くなる。
それにともなって受託開発で稼ぐべき金額も低くなってくるというわけですね。
その分、自社サービスにリソースを割くことができるようになります。
ということで、今日のエントリーをまとめると、
「自社の現状と今後を見据えて、自社サービスと受託開発のバランスを考えること」が大切だということです。
(これは僕が起業する前に、とある先輩経営者に繰り返し教えていただいたことでもあります。)
では、第2回もお楽しみに!
ある学生起業家との思い出
大学3年の頃のお話。
ある学生起業家の方と飲みにいく機会があった。
僕はなにをしていたかといえばドリコムでの仕事に慣れ、起業というものが現実視できるようになってきた頃だった。
彼は起業家として先輩にあたるので、起業してからのことについていろいろと教えてもらっていた。
途中で彼がこんな質問を僕に投げかけた、
「起業の際に一番大事なものってなんだと思う?」
あまり深くは考えていなかったが、僕はその時さっと思いついたことをそのまま口に出した、
「仲間(人)じゃないですかねぇ。。。」
その答えに彼はこう言い返してきた、
「え?違うよ!アイデアだよ。アイデアが1番で人が2番。」
さぁ、そこで当時の僕はこのあとなんて言ったかというと、
「あー、なるほど。たしかにアイデア大事ですよね。そうかもしれないですね。」
これはお世辞とかではない。
普通にそう答えたのだ。
最初は人だと思ったのに大して自信がなかったのか、彼がそういうなり人よりアイデアが大事だということに納得してしまった。
たまにそんなことを思い出しては当時の自分を情けなく思う。。。
ちなみに今はダントツで人が大事だと思っています。
おそらくこれから先、もっとその考えが強くなるんじゃないかな、という気がします。